日別アーカイブ: 2013年7月20日

利佳ちゃんのラバーバレエ - 最終幕 - エピローグ - 利佳から奴隷姫・RIKAへ (2)

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その後、利佳は主人達の厳重な管理下で被虐調教を受け続け、日に日に愛奴として成長して いった。
そんな在る日、RIKAの二回目の発表会を翌日に控え、衣装合わせが行われていた。 鏡の前に立つRIKAには、以前の利佳の面影は、微塵も残っていなかった。
彼女へのTATTOOはエスカレートしていき、薔薇のTATTOOは密に彫られ、顔全体と、空いた 所には、所謂”白粉彫り”を施され、日に当たらず、只でさえ蒼白いRIKAの肌は、まるで白塗りの 様に白くされた。唇にも赤いTATTOOを入れられ、瞼の周りにも赤や黒のTATTOOが施された。 髪も緑色に染められ、ラビアにもピアスを施されていた。

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利佳ちゃんのラバーバレエ - 最終幕 - エピローグ - 利佳から奴隷姫・RIKAへ (1)

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突然ライトが点灯した。大きな檻に囲われたベットの上、ゴムシートにくるまった人影がもぞもぞと動き、躰を起こす。そこにいたのは、色白のスリムな体つきの少女だった。そして、檻の外、一人の紳士が声をかける。
「RIKAや、もう起きなさい」
とても丁寧な、優しげな口調だった。少女は眩しそうに手を目に当て、何回か瞬き、それから 檻の外の人物に目を向けた。そして、ニッコリと微笑む。
「オ早ヨウゴザイマス。ますたー」
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利佳ちゃんのラバーバレエ - 第四幕之参 - 薔隷発表会・絶望と絶頂のフィナーレ、被虐のプリンシパル・利佳

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再び姿を現した時、利佳は黒尽くめの姿をしていた。
頭部と未成熟な乳房を除く全身を覆うラバースーツも、ウェストを蜂の胴の様に括り上げる合皮 製のコルセットも、太股半分位まである編み上げブーツのピンヒールも、首と四肢に填め込まれた 枷も、顔半分を覆い口と言葉を封じる猿轡も、髪を飾るビニールのリボンも、全てが黒一色だった。 辛うじて枷に打たれた錨と金具が鈍い銀色をしていた。ゴムとエナメルが、白い光沢を放っていた が、黒一色と言っても良かった。
それ以上に黒かったのは、利佳の心だった。まるで果てしない暗闇の如く、悲しい程、黯黒としていた。陵辱に継ぐ陵辱の末、淫らな快楽に毒され、殆ど被虐の洗脳は完了しかけていた。

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