(3)
一縷の望みも断たれてしまった。
みんとの表情から強気の色は失せ、最早、何も言えなかった。
「では、始めようか…」
その一言で脇の二人が動き出した。先ず、みんとの四肢の枷の金具を外し、繋がっていた 左右の手足を離した。折角、手足が自由になったにも関わらず、みんとは動揺し、狼狽えるだけだった。その為、逃げるチャンスを失ってしまった。
「え…、あ…、な、何を…、んっ!」
顔の前、口元に大きなゴムのボールらしき物が持ってこられた時、我に返ったが遅かった。 抵抗するも、最早、どうすることも出来ず、大きなゴム球はみんとの唇をこじ開け、口に填め込まれていった。
「い、いやっ! 助け…、ウッ! ウグッ !! ンググッ !! 」
後頭部でバンドが止められ、ボール・ギャグは完全に彼女の叫びを封じた。
そして、二人の男に連れられていった…。
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