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薄暗い小さな空間の中、全身をラバーで覆われた、少女がいた。
黒髪にシニヨンを結い、育ちの良さそうな顔立ちだったが、少女がしている事は、その育ち の良さそうな印象からは、大きくかけ離れていた。
床に座り込み、だらしなく股を大きく開いて、股間のファスナーを開いて指を入れていた。そ の指を動かす度に掠れるような喘ぎ声を上げ、しなやかで柔らかい躰をくねらせながら悶え、 蒼白い顔は汗に濡れた。上品そうな口元からは涎が溢れ、時折唇を舐め回す舌にはピアス が施され、 鼻にはリングを通されていた。首と四肢に填められた枷に繋がる鎖がじゃらつく音と同調するかの様に、甲高い、獣の様な、それでいて甘美な喘ぎ声を上げた。
絶頂を迎え、力が抜け、躰を横たえた少女の、その虚ろな瞳は覗き窓から覗いている好色 な眼差しを見つめ、涙を流した………。
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