みんとのラバーバレエ - 第壱幕 - プロローグ 「隷嬢、藍沢みんと」 (1)

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薄暗い小さな空間の中、全身をラバーで覆われた、少女がいた。
黒髪にシニヨンを結い、育ちの良さそうな顔立ちだったが、少女がしている事は、その育ち の良さそうな印象からは、大きくかけ離れていた。
床に座り込み、だらしなく股を大きく開いて、股間のファスナーを開いて指を入れていた。そ の指を動かす度に掠れるような喘ぎ声を上げ、しなやかで柔らかい躰をくねらせながら悶え、 蒼白い顔は汗に濡れた。上品そうな口元からは涎が溢れ、時折唇を舐め回す舌にはピアス が施され、 鼻にはリングを通されていた。首と四肢に填められた枷に繋がる鎖がじゃらつく音と同調するかの様に、甲高い、獣の様な、それでいて甘美な喘ぎ声を上げた。
絶頂を迎え、力が抜け、躰を横たえた少女の、その虚ろな瞳は覗き窓から覗いている好色 な眼差しを見つめ、涙を流した………。

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利佳ちゃんのラバーバレエ - 最終幕 - エピローグ - 利佳から奴隷姫・RIKAへ (2)

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その後、利佳は主人達の厳重な管理下で被虐調教を受け続け、日に日に愛奴として成長して いった。
そんな在る日、RIKAの二回目の発表会を翌日に控え、衣装合わせが行われていた。 鏡の前に立つRIKAには、以前の利佳の面影は、微塵も残っていなかった。
彼女へのTATTOOはエスカレートしていき、薔薇のTATTOOは密に彫られ、顔全体と、空いた 所には、所謂”白粉彫り”を施され、日に当たらず、只でさえ蒼白いRIKAの肌は、まるで白塗りの 様に白くされた。唇にも赤いTATTOOを入れられ、瞼の周りにも赤や黒のTATTOOが施された。 髪も緑色に染められ、ラビアにもピアスを施されていた。

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利佳ちゃんのラバーバレエ - 最終幕 - エピローグ - 利佳から奴隷姫・RIKAへ (1)

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突然ライトが点灯した。大きな檻に囲われたベットの上、ゴムシートにくるまった人影がもぞもぞと動き、躰を起こす。そこにいたのは、色白のスリムな体つきの少女だった。そして、檻の外、一人の紳士が声をかける。
「RIKAや、もう起きなさい」
とても丁寧な、優しげな口調だった。少女は眩しそうに手を目に当て、何回か瞬き、それから 檻の外の人物に目を向けた。そして、ニッコリと微笑む。
「オ早ヨウゴザイマス。ますたー」
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