利佳ちゃんのラバーバレエ - 第四幕之参 - 薔隷発表会・絶望と絶頂のフィナーレ、被虐のプリンシパル・利佳

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再び姿を現した時、利佳は黒尽くめの姿をしていた。
頭部と未成熟な乳房を除く全身を覆うラバースーツも、ウェストを蜂の胴の様に括り上げる合皮 製のコルセットも、太股半分位まである編み上げブーツのピンヒールも、首と四肢に填め込まれた 枷も、顔半分を覆い口と言葉を封じる猿轡も、髪を飾るビニールのリボンも、全てが黒一色だった。 辛うじて枷に打たれた錨と金具が鈍い銀色をしていた。ゴムとエナメルが、白い光沢を放っていた が、黒一色と言っても良かった。
それ以上に黒かったのは、利佳の心だった。まるで果てしない暗闇の如く、悲しい程、黯黒としていた。陵辱に継ぐ陵辱の末、淫らな快楽に毒され、殆ど被虐の洗脳は完了しかけていた。

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利佳ちゃんのラバーバレエ - 第四幕之弐 - “フェラリー”被虐の妖精、利佳

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狂宴は続いていた。
あれから利佳は、深紅のラバースーツと、黒の合皮とピンクのビニールのチュチュを着せられ、全頭 式のラバーマスクを被せられ、猿轡をされた姿で犯されていた。
「ングッ !! ングッ !! ングッ !! ングッ !! ングッ !! ングッ !! ングッ !! ングッ !! ングッ !! ングッ !! 」
粘液同士が絡む音、ゴムで覆われた肉と肉とが打ち合う音、手足の枷に繋がる鎖がジャラつく音、利佳の乳首のピアスに 付けられているベルの音、そして、猿轡の隙間から零れる唾液と共に利佳の口から溢れ出る、濁った呻き声が、一定の リズムを持って発せられていた。犯されながらよがり悶える、利佳の動きも非常にリズミカルで、まるでバレエを踊っているかの様だった。

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利佳ちゃんのラバーバレエ - 第四幕之壱 - 薔隷発表会、SWANの生贄・利佳

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その日、利佳は地下室のベットの上で、静かな時間を過ごしていた。いつもなら、主人や調教師らによる、責めを受けているか、恥ずかしいバレエのレッスンをやらされているか、どっちかだった。しかし、その日は、利佳の発表会の日だった。彼らはその準備に追われていて、利佳の相手をしてる暇など無かった。 利佳は一人、これから始まる発表会に対する、不安な気持ちに苛まれていた。
暫くしてから、主人らが利佳の前に姿を現した。利佳自身の支度の為であった。彼らは利佳をベットに 括りつけていた鎖を解き、彼女を起こすとビニールのネグリジェを脱がせ、シャワーを浴びせた。利佳の躰 は全くと言っていい程、日光を浴びてない為、まるで『モンテ・クリスト伯』の様に蒼白い肌をしていた。しかし、そんな病的な肌色とは不釣り合いな程、利佳の肌は滑らかで瑞々しく、ニキビはおろか、出来物一つ無かった。それ程までに彼らは、利佳の健康管理に気を使っていたのだった。男達の手で躰を洗われている間中、利佳は少し泣きそうな顔で、鏡に写った自分の躰を見つめていた。
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