ゴムゴム園美ちゃん&撫子ちゃん


天宮園美は、木之本 藤隆こと、ボケた虫から最愛の従妹の撫子を奪い返すべく、大陰謀を画策していた。ボケた虫と撫子は、互いに愛し合っていた。そこで、その愛情に楔を打ち込めば、二人の仲は裂けると考え、さらに、自分の手元に縛り付けておく為のプランも考えていた。
ある日、園美は撫子にモデルの話を持ちかけた。十六歳で学生結婚した撫子は、家計を助ける為、モデルのバイトもしていた。そのバイトを園美が紹介すると言うのだった。夫のボケた虫…、もとい、藤隆と同じ位に愛していた、従姉の園美の言葉を信じ、撫子はその話に乗った。
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みんとのラバーバレエ - 第壱幕 - プロローグ 「隷嬢、藍沢みんと」 (3)

(3)

一縷の望みも断たれてしまった。
みんとの表情から強気の色は失せ、最早、何も言えなかった。
「では、始めようか…」
その一言で脇の二人が動き出した。先ず、みんとの四肢の枷の金具を外し、繋がっていた 左右の手足を離した。折角、手足が自由になったにも関わらず、みんとは動揺し、狼狽えるだけだった。その為、逃げるチャンスを失ってしまった。
「え…、あ…、な、何を…、んっ!」
顔の前、口元に大きなゴムのボールらしき物が持ってこられた時、我に返ったが遅かった。 抵抗するも、最早、どうすることも出来ず、大きなゴム球はみんとの唇をこじ開け、口に填め込まれていった。
「い、いやっ! 助け…、ウッ! ウグッ !! ンググッ !! 」
後頭部でバンドが止められ、ボール・ギャグは完全に彼女の叫びを封じた。
そして、二人の男に連れられていった…。

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みんとのラバーバレエ - 第壱幕 - プロローグ 「隷嬢、藍沢みんと」 (2)

(2)

みんとが意識を取り戻した時、彼女の目に写った物は、四方をコンクリートで覆われた重々 しい空間と、先の二人を従えて目の前で自分を見下ろしているゴムマスクを被った紳士と、そして、ラバースーツを着せられていた自らの姿だった。黒いゴムのタイツとレオタードを着せら れ、深紅の合皮のコルセットを装着させられ、赤いゴムのシューズを履かされていた。手首、二の腕、足首、そして首にはそれぞれ枷が填められ、特に手首と足首は鎖が繋がれていた。 後ろ手に繋がれた手首を激しく揺さぶり、鎖を外そうとするのだが、外れる筈もなかった。足首 の方もばたつかせるのだが、同じだった。
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