利佳ちゃんのラバーバレエ - 第三幕 (改訂版)

 窓一つない、コンクリートの空間に掠れるような少女の声が響く。もっとも、その声は響くという程大きくはなく、むしろ弱々しかった。
「あぶ…、のぉ…、まる…。あぶ…、のぉ…、まる…」
声の主は床から突き出た鉄製の男根を自分の性器に埋めていった。

 利佳は相変わらず、この部屋に監禁され、辱めを受けていた。
護謨のレオタードを着せられ、バレエのレッスンの最中だった。いや、バレエとは名ばかりの耐え難き陵辱だった。バレエのレッスン用のバーに手と首を鎖で繋がれ、床に取り付けられた鉄製の太いディルドゥを跨ぐ様に立たされ、足首はディルドゥに繋がれていた。
その状態でバレエのプリエをさせられていた。ラバーのレオタードとタイツには股間の部分にスリットが入っており、利佳が腰を落とす毎にディルドゥはヴァキナに埋まっていった。ディルドゥには途中でクッションが付けられており、事故で深く刺さって内臓まで突き破る心配はなかったが、それでもかなり深く入っており、子宮の一番奥まで突き上げられていた。

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利佳ちゃんのラバーバレエ - 第二幕 (改訂版)

もう、何時間、いや、何日たったのか判らなかった。一切窓がなく、人工的な照明しか光が無いコンクリートの密室に監禁され、時計やテレビ、ラジオ等時間を知る手だても無かったばかりでなく、ここに出入りして利佳の世話をする男達による生活のリズムが、あまりにも不規則だったからだ。
食事や睡眠の間隔が極端に開いていたり詰まっていたりで、そういう生活リズムからの時間の把握が出来なくされていた。眠りたいだけ眠らせて貰えたかと思えば、僅かな睡眠時間しか与えられなかったり、どんなに空腹を訴えても食事を与えて貰えないかと思えば、短い時間の間隔で大量の食料を詰め込む様に食べさせられたり…。排泄も例外ではなかった。食事の量や時間によって出る大便小便の量や間隔がまちまちなのは当然ではあったが、利佳は出したくても出させて貰えず我慢を長時間強いられたり、浣腸等で強制的に排泄されられたりしていた。
その為、利佳の生活リズムは完全に狂い、時間の感覚がマヒしつつあった。
それと平行して汚辱のバレエのレッスンは進められていた。
いや、それはバレエのレッスンとは似て異なるものであった。

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利佳ちゃんのラバーバレエ - 第一幕 (改訂版)

夕暮れの街中、利佳はバレエ教室からの帰路の途中だった。
手には一枚の葉書。表には手書きで学校の寺田先生の名前と住所、裏にはバレエ教室の発表会の案内が印刷されていた。葉書は招待状も兼ねていて、これを持参してなければ入場出来ない事になっていた。
「何とか無理言って貰っちゃった」
今度の発表会に、どうしても寺田先生に見て貰いたかった利佳は、教室の先生に頼み込んで、招待葉書を一枚分けて貰ったのだった。季節は秋、日も短くなりかけていた時期の宵の口、街灯とネオンが灯り始めた街中で利佳は葉書の投函を急いだ。
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