利佳は両腕を吊され、右脚も後に高々と吊り上げられた。左足には重い鉄球が付けられ、持ち上げる事が出来なかった。その為左足は爪先立ちになり、バレエのアラベスクの様な姿勢になった。
「まあ、なんて綺麗…」
「よくあそこまで高々と脚が上がるな」
観客席から感嘆の声が上がった。しかし、利佳はそんな言葉は耳に入らず、これから始まる淫靡なショーに戦慄した。
利佳ちゃんのラバーバレエ - 第六幕 (改訂版)
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利佳は両腕を吊され、右脚も後に高々と吊り上げられた。左足には重い鉄球が付けられ、持ち上げる事が出来なかった。その為左足は爪先立ちになり、バレエのアラベスクの様な姿勢になった。
「まあ、なんて綺麗…」
「よくあそこまで高々と脚が上がるな」
観客席から感嘆の声が上がった。しかし、利佳はそんな言葉は耳に入らず、これから始まる淫靡なショーに戦慄した。
利佳が目を覚ました時、一寸先は闇だった。実際に目の前は全く光が差さない、全くの密閉状態の空間だった為、視覚から自分が如何なる状況か察する事が出来なかったが、代わりに他の感覚が活きていたので、そこから自分の状況が理解出来た。
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