利佳ちゃんのラバーバレエ - 第四幕 (改訂版)

 檻の中、虚ろな表情で利佳は食べ物を咀嚼していた。大きめのチャック式袋に入れられた料理を手づかみで口に運んでいた。鎖も外されて手が使えたので自分で食事する事が出来た。以前は椅子に拘束された状態で男達に食事を与えられていた。自分が食べたい物は与えられなかったが、栄養バランスが取れた、良い食事が与えられていた。食事の量や間隔は区々だったが、これも考慮されていた。
ただ、箸やフォーク、ナイフやスプーンは勿論、皿やカップ等の食器類は、凶器にされて抵抗や自傷されるのを防ぐ為、与えられてなかった。その為、利佳の食事風景は、テーブルマナーも食事作法もへったくれもない、極めてだらしないものだった。ポタージュ等のスープ、汁物でさえチャック袋から直に飲んだり、手で掬って口に運んだ。その為、利佳の口周りや胸元、掌は料理のソース等で汚れて、べとつかせていた。
それでも、汚れを気にして飲み水で洗い落とそうとしたりする仕草は、育ちの良い御嬢様らしかった。


「食事は済んだか」
男の問いかけに、利佳は無言で頷き、空になったチャック袋を差し出した。代わりに入れられたタオルで汗や食事の汚れを拭いた。
「中も汗でグチャグチャ…」
「奴隷のレッスンの前に清拭してやる。だが、その前に強制排泄だ」
男は檻の扉を開けて、中から利佳を引きずり出した。
「またお浣腸…?」
男は利佳の問いに、行動で答えた。利佳を四つん這いの姿勢を取らせ、ラバーのタイツの肛門の部分の栓を抜いた。タイツは性器の部分はコンドームに、肛門の部分は漏斗型になっていて、コンドームは性器内に、漏斗の口は肛門内に押し込まれていた。その為、タイツを履いたままでSEXやアナルプレイ、エネマ責めが出来る様になっていた。アヌス栓は二重構造で、外側の栓はパイプ状で、アヌス開放プラグになっていた。アナル拡張ポンプをパイプの中に通し、少し膨らませて先端を利佳のアヌスに押し込み、膨らませてアヌスを拡げながらパイプの所まで押し込まれた。パイプがアヌスに収まった所でポンプを縮め、本体を抜くとパイプだけが残された。パイプは直腸内でラッパ状に広がっており、利佳がいきんでも抜けなかった。抜くには再びポンプでアヌスを拡げる必要があったが、利佳は当然ながら嫌がった。アヌス周りの清潔さを保つ為、時々外さざるを得ず、その都度利佳は苛まれた。今となってはある程度慣れた為、当初ほど苦にならなくなっていた。むしろ様々なアナル・プレイで、前の性器とは異なる快感に目覚めつつあった。
抜かれた内側の栓の代わりにチューブが接続された栓が差しこまれ、チューブは天井から吊され、1000mlの浣腸液が満たされたイルリガートル浣腸器に繋がっていた。チューブのクリップを外すと液体は利佳の直腸内に流れ込んだ。浣腸液はグリセリン原液では強すぎる為、250mlを4倍に薄めて使っていたが、それでも1000mlという量は○△歳の小柄な少女には多過ぎた。忽ちのうちに利佳の下腹部は妊婦の様に膨らみ、彼女は苦悶の表情を浮かべながら喘ぎ声を上げ、躰を四つん這いのままうねる様に捩らせ、悶え始めた。
「苦しいよぉ…、お腹が痛いよぉ…」
グリセリン液が全て入るとチューブが抜かれ、接続されていた穴に栓がされて塞がれた。薄目とはいえ、グリセリンを浣腸されており、効き始めると利佳は四つん這いですらいられなくなり、腹部を手で抑えて転げ回りながら悶えた。
「お願い、助けて…、ウンチ出させて…」
利佳は泣きながら男に縋り付いた。すぐには許して貰えないと思いながらも、縋り付かずにはいられなかったのだ。ところがあっさりと許され、利佳は抱えられて乳幼児用おまるを跨がされてしゃがまされた。
「さあ、出させてやる」
男が栓を抜くと、悲鳴のような喘ぎ声と濁った音、異臭を発しながら黄土色の流動物がおまるの中に流れ込んだ。アヌスが開放状態になっているため、利佳は自分の意志で排泄のコントロールが出来なかった。便を柔らかくする薬を普段から投与されている上での浣腸の為、排泄物は殆ど液状に近かった。利佳は排泄物が溢れ出ているおまるに座り込み、便意と腹痛から解放された安堵感に浸っていた。
利佳は男に抱えられて立たされ、排泄物に汚れたラバースーツを脱がされていった。アヌスプラグの装脱着の苦痛で歪めた他は、終始緩んだ表情で清拭と着替えをされるがままされていった。最早抵抗する素振りもなく、羞恥心すら感じてない様子だった。

RRB-04

 ゴムの地色のタイツとレオタードを着せられ、太い角材に取り付けられた枷に180°開脚状態で拘束された利佳は、ヴァキナとアヌスに挿入されたバイヴに喘いでいた。バレエで培われた柔軟な躰は、皮肉にも淫靡な調教に役立った。
「ああ~~~~~~~~~~~~っ !! あああ~~~っ !! あああ~~~っ !! 」
絶え間ない喘ぎ声を上げ、手首と二の腕の枷を引っ張る鎖をガチャつかせ、比較的自由の利く胴体を捩らせながら、利佳は悶え続けた。そして、最初の絶頂を迎えた頃、男はゴムに包まれ勃起したペニスを利佳の口元に充てた。そして、彼女の口中に押し込み、それは喉まで届き、利佳は思わず吐き気を催した。
「ンぐぅーっンぐぐぅーっ」
「さあ、フェラチオのレッスンだ」
男は利佳の髪を掴んで頭を固定し、自分の腰を前後に動かした。利佳の口腔内でラバーに包まれた男根が動き回る。利佳の喉を痛めない様に注意しながら腰を動かし、やがて夥しい精液を口の中に噴出させた。ほぼ同時に利佳も再び絶頂を迎え、精液に咽びなから痙攣した。
しかし、利佳は精液を飲み込むでも吐き出すでもなく、口に含みながら舌を転がし、唇を舐め回した。
「精液…、苦い…」
微かにそう呟いた利佳は、男に命じられ男根をしゃぶり始めた。ラバーに覆われた太い男の一物を小さな口を大きく開けて銜え、精液が混じった唾液で濡れた舌で舐め回し、糸を引き男根に絡みながら滴る粘液を小さな唇で啜った。
「ンぁぁぁぁっ! イくうぅぅっ!」
絶頂が近づくに連れ、利佳のフェラチオは次第に早く激しくなっていった。そして、再び利佳の絶頂とほぼ同時に男の射精が起きた。今度は利佳の顔面に精液が浴びせられ、バイヴ責めで紅潮してるものの日光を浴びてない故の蒼白い顔が白濁した液体で白くなった。直ぐさま利佳はフェラチオを継続し、男も利佳の頭を抑え腰を動かした。

 時折、利佳は壁に掛けられたポスターに目を移した。
それは行方不明になった彼女を捜索し、目撃情報を求めるポスターだった。彼女が知る由も無かったのだが、ここの外では少女行方不明事件としてニュースになっていたのだ。警察にも捜索願が出されて利佳の行方を追っていた。
(わ、私、ここよ…。ここがどこだか未だに判らないけど、ここにいるのよ…)
利佳の瞳から涙が零れた。利佳の瞳はバイヴ責め等で常に潤み放しだったが、それとは異なる涙だった。
(パパもママも、先生も心配してるだろうな…。あれから何日経ったのかしら…)
利佳の脳裏に家族や友人達の事が過ぎった瞬間、言い知れぬ悲しみが襲った。それを振り切るかのように、一心不乱にフェラを続けた。男も利佳の口腔を撫で回す様に男根を動かした。
(帰りたいよぉ…、お家に帰りたいよぉ…)
声に出来ない嘆きを、利佳は淫靡な従順さを示すことで隠すしかなかった。しかし、男は利佳がポスターを気にしていた事に気づき、利佳に心の内と正反対の事を言わせた。
「どうだ、利佳。バイヴとフェラのレッスンは。気持ち良いだろう」
「き…、気持ちわる…、いや…、気持ち良いです…」
気持ち悪いとは言えなかった。ここから逃げられず、自分の身の安全は彼らの手に握られている以上、怒らせる訳にはいかなかったからだが、それだけではなかった。ここでの拘禁と性的虐待で利佳の心身に変化が起きていた事を自覚し始めていたからだった。
(帰りたいのに、こんな嫌らしいエッチな事が平気になってるなんて…、これじゃ帰れない…)
利佳はフェラをしながら、男の命じられるがままの言葉を口にした。
「んはぁっ…、わ、私をさが…、さないで…、私…、元気でやってるから…。んんっ…、私、ラバーフェチのサディストの皆さんに可愛がられて…、可愛がら…」
「どうした !? 続けろ。続きを言え」
男は続きの言葉を利佳に促した。しかし、その続きを利佳は声にしなかった。絶頂が近づいていたせいもあるのだが、それだけではなかった。
「やっぱり、もうやだよぉっ !! お家に帰りたいよぉっ!! パパやママ、寺田先生に会いたいよぉっ!! 何でもするから、ここから出してっ !! お家に帰してっ !! 」
利佳は男に逆らって、本心をぶちまけた。折檻されて酷い目に逢わされるのを覚悟の上だった。
ところが、男は怒る様子もなくフェラを続けさせ、程なく二人は同時に絶頂を迎えた。
「良かったぞ、利佳。これなら今すぐにでもお披露目できそうだ。いいか、利佳。間もなく利佳の奴隷発表会がある。解放の時は近いぞ…。フフフ…」
利佳は“解放”の一言に反応した。
「かいほう… !? 解放されるの !? 私…」
男は不適な笑みで頷いた。
(もうすぐ、解放されるんだ…。お家に帰れるんだ…)
利佳は男の不適な笑みと“解放”の意味を理解できないまま、安堵の笑みを浮かべながら口一杯の精液を舐め回す様に飲み込んでいった。

(2013年8月)
© shiiya

利佳ちゃんのラバーバレエ - 第四幕 (改訂版)」への1件のフィードバック

  1. 田中正夫

    小さくて可愛らしい女の子、とってもいいですね~。後ろのポスターも少し前まで普通の女の子だった自分、そして今の悲しい現実を思い知らせる役割を担って、とてもいいです!
    オマルは少し小さすぎるのでは?

    返信

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