Rika on Rubber Ballet (Fourth Stage)
"Rika - Fairy suffered"(1)

利佳ちゃんのラバーバレエ―第四幕之弐― “フェラリー”被虐の妖精、利佳 (1)


 狂宴は続いていた。
 あれから利佳は、深紅のラバースーツと、黒の合皮とピンクのビニールのチュチュを着せられ、全頭 式のラバーマスクを被せられ、猿轡をされた姿で犯されていた。
 「ングッ !! ングッ !! ングッ !! ングッ !! ングッ !! ングッ !! ングッ !! ングッ !! ングッ !! ングッ !! 」
 粘液同士が絡む音、ゴムで覆われた肉と肉とが打ち合う音、手足の枷に繋がる鎖がジャラつく音、利佳の乳首のピアスに 付けられているベルの音、そして、猿轡の隙間から零れる唾液と共に利佳の口から溢れ出る、濁った呻き声が、一定の リズムを持って発せられていた。犯されながらよがり悶える、利佳の動きも非常にリズミカルで、まるでバレエを踊っているかの様だった。
 (何て醜い姿なの…。 何て浅ましい姿なの…。 何て汚らわしい姿なの…。 何て惨めな姿なの…。
 だけど、これが今の私だ…。 ゴムを纏って、嫌らしい事をされて、よがり悶えている牝が、私なんだ…)
 利佳の目前には、大きな鏡があった。つまり、利佳は自分の犯されている姿を見せられながら、犯されている事になるのだ。 頭は固定されておらず、目も開けっぱなしにされていない為、目を逸らそうと思えば、いくらでも逸らす事が出来た。
 しかし、利佳は目を逸らさなかった。いや。逸らせなかったのかもしれない。自分が汚れをしらなかった頃、夢見ていた 将来とは全くかけ離れた現実の前に、それを受け入れざるを得なかった。
 (私はこの人達の手で、牝にされてしまったの…。先生に憧れて、恋していた、利佳って女の子は、どこにもいないんだ……)
 利佳は程なく、絶頂を迎えた。
 「ングッ !! ンググッ !! ムグウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ !!!!」
 獣の様な呻き声を上げ、躰を仰け反らせて悶え、やがて力が抜け、その場に崩れ落ちた。男達の手で利佳のマスクは外された。 荒い息をしながら、利佳は顔を上げて先程まで、自分の痴態を写していた大鏡を見入った。利佳の目に写った物は、髪を乱し、 ゴムを纏った、蒼白い顔の、幼き淫売の姿だった。
 「醜いわ…。卑しいわ…」 利佳は小声で呟いた。